スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

武道 

皆様こんばんは。

例の大阪の体罰問題から、至るところで新たな体罰が問題として取り沙汰されてきています。
しまいには柔道の女子ナショナルチームでさえ問題が明るみに出てきまして、さらにはお家騒動とも取れる泥沼の様相を呈するようになってきました。

相変わらずマスコミは好き勝手に言ってますけれど、なんだか根本の問題に触れていないような気がしてなりません。

小生が考えるに、この問題の解決を見るには、告発した15人の選手たちが新団体を立ち上げる以外にないと思っています。
まあこの15人も、顔も出さなきゃ名も出さない状況で告発しているのでフェアじゃないな、と思っているのですが。


柔道ってのはスポーツじゃないんです。
武道なんです。

スポーツは娯楽の延長線上にあるもので、武道は自己の精神鍛錬、つまり究極の点においては自己満足の世界にあるもの。
かなり大雑把な言い方にはなりますが、ここに大きな違いがあると思うのです。

武道ってのは本来、殺人の技術です。
だからポイントを重ねての判定勝ちよりも、一本勝ちにこそ美学があるとされるんです。

そんな危険なモノを身につける過程で、精神力を鍛え、自分自身を成長させていく。
そして同じように精進している相手を仲間とみなし、お互いに尊敬しあう礼儀をもつ。

そんなもんだというふうに教わってきました。
これは小生のとこの先生だけの教えなのかもしれませんが、でもこういったものが武道の精神として、日本の伝統文化の一つになってきているのは間違いないハズです。

ですから武道の試合では、勝者が大げさに喜ぶコトを嫌います。
剣道ではガッツポーツでもしようものなら裁定がくつがえります。
相撲でも、やっつけた相手の手をとって立ち上がらせることが、美徳の一つになっているほどです。


そんな武道なのですから、精神が乱れていると見られたら容赦なくムチが飛ぶのは当然。
いわば坐禅における警策のようなもんですよ。

叩いたり蹴られたり、罵倒されたり…。
それは武道の世界ではありうるコトなのです。

園田さんが選手に足を出しているVTRがやたら流れていましたが、そのとき、選手は園田さんのハナシ聞いていないんですよね。
少なくともあの場面では。

精神修養という側面がある以上、警策が飛んでくるのは仕方ないコトなんじゃないでしょうか。
それとも今、こうした問題になんでもかんでも反対意見を出している人たちは、坐禅をも否定するのでしょうか。


さて、一番のモンダイはどこにあるかというと。

告発した女子選手たちはナショナルチームの強化選手。
ナショナルチームはオリンピックをはじめとする、国際試合での勝利を目指す集団だというコト。

つまり精神修養としての柔道ではなく、勝利至上主義の集団なんですよ。
言うなれば現代の、ポイントを積み上げてでも勝利する「JUDO」の選手たちなんです。

全柔連は金メダルもほしいでしょうが、おそらくは日本伝統の精神修養としての「柔道」の団体です。
そりゃ相容れませんよ。

だから今回も、おそらく園田さんは精神修養の面が強く出すぎたんじゃないですかね。
「私だけだと思う」とか言って、今までの柔道界をかばった点なんて、いかにも日本の武士道じゃないですか。(笑)

武士道の究極の目標は相手に勝つコトじゃなく、自分に勝つコト。
自分の美学を貫いた園田さんは、紛れもなく武道家だと思います。

選手たちは武道家でなくスポーツ選手。
根本からして違うんですよ。

人生の半分以上、武道を習ってきた小生は、この騒動を見てきてそう思ったのでありました。


そういや谷亮子さんが「私のときには(体罰は)なかった」旨の発言をしたコトで、これもまたモンダイになっています。
これは谷さんが贔屓されていたワケではないでしょう。

柔道を真剣に見た人ならきっと判っています。

谷さんは、誰よりも練習を熱心にしていた人なんです。
ですから精神修養の点で、指導者側からは何も言う必要がなかったんじゃないですかね。

違うかなあ。




スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

おはようございます。

S凄いです。
武道家とスポーツ 違いがよくわかりました。

園田監督は犠牲者ですよね。

問題となったとき、もう女子柔道、強くならないような
気がしました。

日本の国技なのに残念です。
  • 2013/02/05 (火) 07:48 ★
  • URL ★
  • Atsu
  • [ 編集 ]

なんかずっとモヤモヤしてたものがSさんの文章で「あっ、そうなんだ」と納得してしまいました。
いろんな方の文章を読んでもわからなかったんですよね。
根っこが違うものに同じ実はならない。
みんながそこに気付けば今回の件だけじゃなく
いろんな問題も解決の糸口が見つかるような気がするのは私だけでしょうか・・・。
  • 2013/02/05 (火) 09:25 ★
  • URL ★
  • ふりーじあ
  • [ 編集 ]

はー、スッキリした!

私自身、武道の経験はほとんどないのですが、今回のこのニュース、なぜか腑に落ちないというか、もやもやしたものを感じておりました。

が!
Sさんの記事で納得!
スッキリいたしました。

もう日本の柔道は終わったな、と思うのは私だけではないと思います。
  • 2013/02/05 (火) 21:34 ★
  • URL ★
  • おやぢパパ
  • [ 編集 ]

まったく共感します。
この柔道の問題は、現在の教育問題の縮図ですね。
誰のために何のために選手たちは柔道をしているのか。
そして生きているのか…
サークル活動の範疇を超えない武道は、
志を持った武道家が生きていけない世界になりつつあります。
教師も然りです。

ただ、今日の新しい動きには教育委員会のような
名声に生きる愚者の存在も垣間見えて残念です。

うわ言で失礼しました♪
  • 2013/02/05 (火) 22:38 ★
  • URL ★
  • ちゅんご
  • [ 編集 ]

だと思います。

「JUDO」って何ぞや?
ってずっと思ってました。
よく蹴られたモンです♪
武道では特に・・・ですよネ。
あ、相撲でも何かありましたっけね。
武道が武道で無くなる日が、近づいてますかネ。
  • 2013/02/06 (水) 01:10 ★
  • URL
  • らんぼうR-type
  • [ 編集 ]

共感します。
告発した選手は正々堂々と発言すべき、名前も隠して匿名なんて無責任すぎます。
園田監督一人がやりだまにあげられて、これでは武道の精神も何もありません。
  • 2013/02/06 (水) 01:10 ★
  • URL
  • mobic(モービック)
  • [ 編集 ]

同感です

初めてコメントさせていただきます。

体罰という言葉・概念から全てを十把一絡げにしてしまうのは、
如何なものかと・・・。
今の選手たちは、罵倒され恫喝され拳の一つでも入れられると、
闘争心に火が付くどころか意気消沈してしまうんですね。
情けない。
世界という舞台で闘いに身を置く人間なのに・・・

ぬるま湯に浸かりきった人間が多くなってしまった日本。
衰退しかないのでしょうか?

第 4 条  競技者は、柔道精神に則り、ルールと礼節を重んじ、正々堂々と競技するとともに、柔道の発展に積極的に寄与するよう努めなければならない。

と、全柔連が会則に定めている時点で、「武道」ではなく「JUDO」というスポーツの団体であることは明らかです。

そもそも、武道の本質とは何か、でありますが、それは「必要最小限度の動きをもって相手を殺すもしくは行動不能にする」ことです。

武道に礼節やその他のことが派生するとすれば、この「本質」から派生したものでなければなりません。

実戦において相手がルールを守ってくれる保証などないし、正々堂々と戦ったからといって殺されてしまえばおしまいです。

「ルール」と「正々堂々」という二点を強調しているこれだけでも、全柔連のそれが「スポーツとしてのJUDO」を目指していることは明らかです。

そして、そのような建前ならば、当然、体罰もあるべきではありません。

第 5 条  競技者は、次に掲げる行為をしてはならない。
  (1)柔道以外の格闘技系競技(プロレス、プライド、K-1等)において、プロ選手またはプロコーチとして登録され、又は契約すること。
  (2)本連盟、日本体育協会及び日本オリンピック委員会が禁止した競技会に参加すること。
  (3)自己の競技に金品を賭け、又はそれに関連する賭博に関係すること。
  (4)競技に際して、ドーピングまたは暴力行為等によりフェアプレイの精神に明らかに違反すること。
  (5)前各号のほか、国際柔道連盟及び本連盟の規約に反する行為をすること。
  (6)その他、競技者として柔道の品位を著しく汚す行為をすること。

第 15 条  第5条および第6条の規程は、役員等にも準用する。

第5条(3)、それに第15条からして、役員や競技者が暴力行為をすることは否定されていると考えるべきです。さらに第5条(5)において国際柔道連盟の規約も守るべしと書いてある以上、全柔連は責めを受けてしかるべきと考えるべきです。

全柔連が採るべき合理的な道はもはや、国際柔道連盟を脱退して日本だけで体罰ありの指導に基づく自分たちだけの試合のみを行うことくらいだと思います。そうすれば、万事丸く収まるのではないかと……。
  • 2013/02/06 (水) 14:35 ★
  • URL ★
  • ポール・ブリッツ
  • [ 編集 ]

柔道とJUDOは別物なんですね。
私は武道の世界を知らないので、記事を読んでしばらく考えました。

このことを全柔連の上層部の方々がきちんとわかっていれば、
柔道としての指導、JUDOとしての指導を分けて考えられたかもしれません。

オリンピックはメダルを狙うスポーツなわけですから、体罰はあってはいけないと思うんです。
今回告発した15人が顔をださない件ですけれど、フェアじゃないような気もするし、出したところでマスコミがおもしろおかしく人となりを騒ぎ立てるだけのような気もします。
そうすると、焦点がぼやけるし、これでよかったかなと思います。
要するにマスコミの問題ですけれど。

それにしても、武道の世界は蹴られるのが当たり前の世界なんて、初めて知りました。
息子が通っていた剣道は、礼儀は厳しかったけれど、蹴られたりはありませんでした。
おこちゃまだったからですかね。

★ 名無しさん
★ Atsuさん
★ ふりーじあさん
★ おやぢパパさん
★ ちゅんごさん
★ らんぼうR-typeさん
★ mobicさん
★ MASHIYUKIさん
★ ポール・ブリッツさん
★ ぐるこさん

こんばんは。
返信が遅くなりまして申し訳ありません。

やっぱり賛否両論だと思うんです。
個人的には程度問題だとも思っておりますが、程度でさえ曖昧ですしね…。

JUDOと柔道の違いは、最近のオリンピックでよく出ているハナシです。
ポイント稼いで有利になると逃げる、というのが外国人選手に多いので、こういう違いが出てきたのではないかと。

あと、曲解しないでいただきたいのですが、蹴られるのが当たり前だなんて言ってませんよ。
ムチが飛ぶのが当たり前と言っているだけで、ムチの内容には叩かれたり蹴られたり罵倒されたりがある、と言っているだけのハナシです。


コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。