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借金2 

皆様こんばんは。

書いておかないと続編にとりかかるのを忘れてしまいそうなので、この辺で第二段を書いておきます。
例のごとく、借金返済ブログではないので、詳細については省きます。





【前回のあらすじ】

友人の保証人。
友人がやらかす直前の買い物。
即時返済を迫られた奨学金。

一気に返済という現実が目の前に迫ってきて慌てた小生。

ヨメ父に無心するも鼻で笑われ終了。
自分で何とかしようと、そこで。




とりあえず先立つものがないと返済日に困るので、手っ取り早くキャッシング。
持っていたNI○OSカードの限度いっぱい借りてみました。
これで一度目の返済は滞りなく。

二度目の返済日。
NI○OSの分を返すお金がありません。
しかたなく、当時CMで姫と爺とで楽しそうに踊っていた某消費者金融の門を叩きます。

三度目の返済日。
姫に返すお金がない。
NI○OSに返した分空いた枠で返すか。


この繰り返しで、Aの返済日までBから借りて、Bの返済日にはAから借りてで数ヶ月。
まだお堅い職に就いていた小生にも、ボーナス日がやってきました。
このボーナスであらかたカードと消費者金融をやっつけるつもりでおりました。
ところがところが。


デカい買い物をしていた小生にのしかかったのは、「ボーナス払い」。
そういえばボーナス月は多く返済していかなければいけないのでした。
ここで上記のいったり来たりしていた返済が破綻。
ま、なんとかなるべ、と手を伸ばしたのが、当時ユースケがCMしていた「アッとそのとき」の某ローン。
はい、ここにAの返済日にBから借りて、Bの返済日にはCから借りて、Cの返済日にはAから借りて…、というドツボに陥った多重債務者が存在していました。

この辺で気づけよ、と思うのですが、まだ何とかなると思ってしまっていたのです。
なぜなら、収入を増やそうと思った小生は、在宅でもできるシゴトを副業としてはじめていたからです。
それが現在のシゴトになるワケなのですが、多少増収になるコトで気が大きくなっていたのでしょう。

最終的にはもうひとつカードローンに手を伸ばすところまでいってしまいました。
そこまでいったころ、事細かに計算をしてみて、自分の思惑にムリがあるコトに気づきました。
ムリがある、どころか、実際にはムリしかない状況でした。


ヨメは詳しい状況を聞いてはきませんでしたが、煮詰まっている小生の様子に何かを感じたのでしょう。
シゴトをすると面接に行ってきたようでした。
精神的にも肉体的にも弱く、とても働ける状態ではなかったのですが、そこまでヨメに考えさせてしまっていた小生は、自分の愚かさを悔やみはじめます。

面接結果はダメで、そこでヨメ母に何か自分でもできるシゴトがないか相談したようで、ヨメ母が我が家に現れました。
もちろんヨメ父にはナイショで。
今で言うDVの走りですからね、ヨメ父は。
ヘソクリというより、ヨメの結婚資金として貯めていたものでした。

小生とヨメの結婚にあたっては、ヨメ父の強硬な反対があったため、式などの類は一切行っておりません。
もちろん援助のようなモノも一切いただかず。
まだ若かった小生は、上等だ、自分だけで何とかしてやる、と常に思っていたものでした。


「N(←ヨメのイニシャルです)の結婚資金だけど、こんなカタチで使えなかったから…。二人が使いたいように使いなさい」

ヨメ母が話してくださっている間、小生はずっと下を向いていました。
顔を上げるコトができなかったのです。

自分に対しての情けなさ。
ヨメに対しての申し訳なさ。
そして何よりもヨメを心から愛するヨメ母まで巻き込んでしまった自己嫌悪感。
あらゆる負の感情が頭の中をグルグル駆け巡って、下を向いたまま泣けてきました。


ヨメは「これで返せるね、大丈夫だよ」といってくれましたが、小生は首を横に振っていました。
おそらく、泣きながらこんなコトを言っていたように思います。


お母さん。
今それを使うわけにはいかないです。
そのお金は、かわいいNのために、お母さんとオヤジさんが必死になって働いて貯めたお金だと思います。
そんな大切なお金を、おれがバカやった返済に充てるコトはできないです。



それは小生が心から悔いていたからこそ、口をついて出てきた意地でした。


空気が凍りました。

しばらくの静寂の後、「そうだね…」とヨメが口を開きました。
さすがヨメ、小生の気持ちを理解してくれました。

さらに黙っていたヨメ母も、「ふぅん、でもどうするの」とおっしゃったので、状況の説明をした上で、なんとか自分の給料から返済していきたい、と。
そこでヨメ母から出された名案。

「知り合いに司法書士とか弁護士とかいるから、相談に行きなさい。でも、どうにもならない場合には使うんだよ」
と、再度結婚資金をヨメに渡してくださいました。


「ハカセ君、なんとかがんばれ。でも苦しくなったら言うんだよ。N、今度はあんたがハカセ君を支えてあげなさい。家でできるシゴトもいっぱいある。探しなさい。」
とだけ言って、帰っていきました。
ヨメ母が帰った後、小生もヨメもしばらく無言で泣いていましたが、ヨメから口を開きました。


「よし、とんかつ食べにいこう」


とんかつは小生の大好物です。


「美味しいとんかつ食べて、また明日からがんばろうよ、ね?」


胃が弱くて、とんかつ頼んでも半分しか喰えなくて、結局小生が食べるコトになるというのに。
それなのに、コイツはなんていい女なんだろう。
そう思った瞬間でした。


知っている限りでいちばん美味しいとんかつを食べた翌日、ヨメ母の紹介してくださった先生方に連絡を取り、やっと債務整理に手をつけていくコトになりました。
そして債務整理の現実を知るコトにもなるのです。


以下、いつか続く。


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